最初に
ショートケーキといえばいちごをのせた生クリームのケーキを思い浮かべる人がほとんどでしょう。
しかし、他のフルーツのほうが美味しい可能性があるのになぜ、いちごが定番化されたのか疑問に思ったので自分なりに調べてみました。
歴史的背景
ショートケーキを開発したのは不二家の創設者である藤井林右衛門がやわらかいスポンジにクリーム等を組み合わせ、「ショートケーキ」を独自に考案したのが始まりです。
この我々が普段から目にするショートケーキは日本独自のものであり、海外では全く別のものを指します。詳しくはこちらから参考にしてみてください。
まだわからない
ショートケーキの歴史はわかりましたが参考サイトでも、初期のショートケーキは様々なフルーツが乗っており、いちごである理由があまりわかりませんでした。
味覚的根拠
次に考えたのは生クリームといちごの味覚的な相性です。
生クリームは甘味、いちごは酸味が主体であり、これらがどのようなシナジーが生まれているのか調べてみました。
甘味は他の味を打ち消す
甘味は他の味と混ざったとき、その味を弱める効果を持っています。
例えばコーヒーの苦味を砂糖の甘味で弱めることで、飲みやすくなります。
しかし、これではいよいよいちごである理由がなくなってきました。
甘味を持ったフルーツ、例えばマンゴーやメロンなど、そっちのほうが甘味×甘味で美味しそうな気がします。
逆点の発想
様々な文献を調べていくと、いちごの酸味があるからこそ、生クリームの甘さが引き立って美味しく感じるものだという意見も見られました。個人的には納得がいきません。
見た目的な根拠
味覚での理由でないならば、次は視覚だと考え、見た目による理由を探してみました。
日本の歴史
日本には昔から紅白は縁起のいいものとして扱われています。そこで、ただ赤いいちごとそれを覆う真っ白な生クリームのみで構成されたケーキが縁起がいいものとされ、祝い事やクリスマスケーキなどに使われていったと考えられます。
日本人の好み
日本人に好きな果物アンケートによると7割を超える人がいちごが好きだと答えたそうです。
このようにケーキを買いに来た人が好きな果物が乗ったケーキを買う確率を上げるためにショートケーキにはいちごのみが乗っていることがわかりました。
(画像から参考サイトへ飛ぶことができます。)
結論
日本のショートケーキが誰しもが思い浮かべるあの形になったのは、縁起物としての見た目的な理由と日本人の1番好みのフルーツがいちごであり、販売戦略を取った結果、美味しさを完璧に求めた結果ではなく、日本人独自の買い求めやすいことが理由だと私は結論付けました。
私自身専門家でもなんでもないため情報が間違っている可能性が大いにあることは承知の上、参考程度になったら幸いです。
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